ジャッキー・チェン DCレーシング

レーシングチームの名前の一部で、ブランドと最も付き合いの長いファミリーの名前といえば、すぐにお分かりでしょう。ジャッキー・チェン。世界的な有名俳優であり映画監督でもある彼とリシャール・ミル ブランドの間では、10年以上もの友情が続いてきました。

DCレーシングとして知られていたジャッキー・チェン DCレーシングは現在、FIA 世界耐久選手権とアジアン・ル・マン・シリーズに参戦しています。チームのオーナーは、誰の目にもドリームチームとして映るであろうアジアン・ル・マン・シリーズチャンピオンのデビッド・チャンと俳優ジャッキー・チェンが共同で務めています。

DCレーシングは、アジアン・ル・マン・シリーズを2度制覇したデビッド・チャンが2015年に結成しました。デビッドはそれからすぐ、俳優で武道家のジャッキーに出会い、レーシングカーについて意気投合します。2人の下でDCレーシングはFIA 世界耐久選手権に出場。10月にはチーム名をジャッキー・チェン DCレーシングに変更しました。

カラーリングのインスピレーションは、『カンフー・ヨガ』の映画を見た方であればすぐに見抜くことができるでしょう。
2017年、ル・マン24時間耐久レースに出場したジャッキー・チェン DCレーシングのオレカ38号車は、残り70時間までトップを独走していましたが、修復作業を行ったポルシェ919ハイブリッドが最終的に総合優勝を飾りました。それでもチャンのマシンはクラス優勝と総合2位を獲得。チームが走らせたもう1台のマシンもクラス3位、総合4位でフィニッシュしています。

2018年にはシルバーストーン6時間でLMP2クラス優勝を果たし、成功を確固たるものにしました。様々な世界のスキルやアイディアを駆使し、テクニック、競争力、そしてチームワークを向上させること。リシャール・ミルはこれこそ、真の成功に不可欠な鍵だと考えています。